視覚障害者が安心して鉄道を利用できる社会を目指し て
ホームからの転落、踏切での立ち往生など、命に関わる事故が後を絶ちません。
視覚障害者にとって駅員さんのいる鉄道は、本来一番使いたい公共交通です。
視覚障害者が安心して鉄道を利用できる社会を目指して、様々な活動を実施しています。
2011年の1月、JR目白駅のホームで夫を失いました。一緒にホームを歩いていたのですが、前を行く夫が突然線路に転落して、そのまま帰らぬ人となりました。最後に夫を触ることも出来ませんでした。私も夫も視覚に障害があり、乗り過ごしてしまったために普段使わない目白駅で乗り換えようとしてホームを移動している最中の出来事でした。それ以来私は、生き残った自分のことを責め続けました。長い間ふさぎ込んでいましたが、視覚障害者の事故がいつまで経ってもなくならないことから、夫の死を無駄にしないためにも、視覚障害者がより安全に鉄道が使える社会を目指して活動を始めました。皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。
代表メッセージ
協会の概要
名称 認定NPO法人 日本視覚障害者鉄道安全協会
理事長 武井 悦子
認証日 平成31年2月14日
法人番号 2013305002889
所在地 東京都豊島区西池袋5-5-21-1305
役員
副理事長 佐々木 啓秦
副理事長 杉江 康弘
会計担当理事 川口 信介
理事 市原 寛一
理事 宮田 暁美
理事 今村 彰啓
監事 小柴 恭男
監事 山之内 ひとみ
協会の活動
当協会の5名の理事は視覚に障害があります。
当事者である私たちを中心に以下の活動を実施しています。
◉ 調査活動
- 事故が発生した時の調査
- ホーム上の安全調査
- 踏切の安全調査
- 点字シールの貼り付け位置調査など
◉ 要望・提言活動
◉ 国等の会議への参画
◉ 勉強会・講習会開催
2019年10月 視覚障害者転落事故の調査(京成立石駅、JR新宿駅)
2020年1月 視覚障害者転落事故の調査(JR日暮里駅)
2020年1月 玉川上水4号踏切での視覚障害者死亡事故の調査(西武拝島線西武立川駅付近)
2020年7月 視覚障害者ホーム転落死亡事故の調査(JR東日本中央線阿佐ヶ谷駅)
2020年9月 視覚障害者ホーム転落事故の調査(JR東日本中央線大久保駅)
2020年11月 視覚障害者ホーム転落死亡事故の調査(東京メトロ東西線東陽町駅)
2021年1月 視覚障害者ホーム転落死亡事故の調査(東武東上線下赤塚駅)
2021年8月 視覚障害者踏切死傷事故の調査(伊豆箱根鉄道駿豆線三島踏切)
2021年9月 鉄道車両の乗降用ドアにおける点字シールの貼り付け位置の調査(都内)
2021年10月 電車内非常時通話装置の操作体験(都内)
2022年2月 踏切確認・ホームの安全歩行体験会に参加(東武鉄道)
2024年7月 国土交通省 鉄道局 大臣官房技術審議官に要望書を提出
これまでの活動
ご寄附のお願い
視覚障害者が安心して鉄道を利用できるようになる活動のために、ご寄附をお寄せ頂けますと幸いです。
寄附申込書とともに、寄附金をお送りください。
お振込み後、寄附金受領書をお送り致します。
詳しい手続きは事務局までお問合せください。
※当協会への寄附は税額控除の対象となります。
賛助会員のご案内
当協会の活動を支援して頂ける個人・法人の皆様に、賛助会員への入会をお願い申し上げます。
◉個人会員・・・1口 5,000円より
◉法人会員(年会費)・・・1口 50,000円より
※おひとり(1法人)何口でもご入会頂けます。
※当協会ホームページへのリンクができます(希望される法人会員のみ)
お問い合わせ
お問い合わせフォームにご入力いただき、お問い合わせ下さい。
※ご登録いただいた個人情報は、当協会の個人情報保護方針に基づいて適正に管理・取り扱いをさせて頂きます。当協会の活動に関する報告や案内のメールを送らせて頂く場合もございますのでご了承下さい。